友人が夢で私からハイロープレゼンを受けたらしいので現実にしてみた

『夢で友達から現ジャンルプレゼンされたんだけどそれがリアルでな…俄然気になってきた…TLで見てるからだろうけど生霊いらっしゃった訳じゃないよねって思うレベルでリアルだった…』という友人のツイートを見かけて(まあ私のことじゃないだろうな…そんな頻繁にツイートしてないし…)と思いながらもどんな些細な切欠であれハイローを推していくことにしているハイローヤクザなので『わたしじゃないだろうけどはいろーを見てくれ』とリプライしたら『君だよ!!!!!』と言われたのでわたしはいつの間にか生霊を飛ばす方法を身に着けていたらしい。

 

こうなったら全世界の人にがんがん生霊を送りつけて全人類にハイローを見て欲しいんだけど流石にそこまでの力はないので、インターネッツの片隅に生霊を送りつけておくことにする。大丈夫だよ。怖くないよ。

 

※これが誰向けのプレゼンかはまったくわからないけど書いてる人は鉄血に深く心を傷つけられFGOで療養していたところをハイローに轢かれた生身の人間にハマるのはリア中時代のGLAY(注:ハイロー者は今此処で『あ~~』と思ってくれたはず。ルシファー吐き気がするまで愛してくれ!!!)以来の三十路の腐女子です。鉄血は親から捨てられた子どもがお互いのために夢を見る話かつ最終的にジジイを会場にゴールする話だから実質ハイローだし、FGOは「どうしちまったんだよ獅子王さん!」だから実質ハイロー。



~~~ここから架空の居酒屋~~~



いやー無茶苦茶久しぶり! 元気にしてた? いつぶり?? 一昨年の年末飲んだとき以来?? いやほんと大人になると会わなくなるよね~~(注:わたしと友人の居住地の間には車で十時間超の隔たりが存在しています) え? 今? うん、二月のオンリーに向けて原稿しててさ~~(ここらへんで一杯目のビールが運ばれてくる) はい、じゃ、おつかれさまです~~乾杯!!

 

いやでもホント人生何が起こるかわかんないよね、まさか今更EXILEにハマるとか思わないじゃん? いや正確には三代目(注:三代目J Soul Brothers From EXILE TRIBE。メンバー七人中六人がハイローに出ているし残りの一人もソロ曲がハイローの劇中歌として流れるので実質ハイロー。)なんだけどさ……いやほんと生身の人間ってすごいよね、生きてるだけで新規絵だしめちゃくちゃ作画がいいし……紅白のヒロオミトサカ(注:三代目のボーカルの左の方。あるいは髭じゃない方。ハイローに出ている。)まじ作画良すぎて死ぬかと思ったわ……あ、いや別にまだ沼ってるわけじゃないけどね? 軽くチェックしてるぐらいだから!

 

いやしかしね、どれもこれも全部ハイロー(注:HiGH&LOW。全ての元凶。)とかいうののせいなんですよ。ハイローって知ってる? え? タイムラインで私が煩いから知ってる? ですよねー! ハイローってね、EXILEのみなさん(注:LDHの皆さんというほうが多分正しいけど、オタクはLDHを知らない。少なくともわたしは知らなかった)が出てるドラマというか映画というかなんですけど。あ、ふつーの俳優さんもたくさん出てるよ。窪田正孝(注:芸能に興味のないわたしのようなオタクが唯一ハイロー視聴前に知っていたので、オタクはみんな窪田正孝を知ってると思っている)とか。で、うん、最初に深夜ドラマが2シーズンあってね、そのあと映画が三部作で、今最終章が公開してる? 公開終了したとこのほうが多いかな? まあそれがね、凄いんですよ。いや、ツイッターでもめっちゃ話題になってたし、正直流行りは一周りして落ち着いたかなって感じなのでだいぶ今更なんだけどさ。

 

どういう話かって?

 

いや~~~わたしあらすじ説明するのがくっそ下手な腐女子だからな~~~~正直「いいから何も言わずにザム(注:HiGH&LOW THE MOVIE。映画一作目)を見てくれ。なんなら今からうちに来て一緒に見よう」って言いたいんだけどな~~~~でもまー簡単に説明するとヤンキーもので、昔MUGENっていう百人規模のバイクチーム? 暴走族みたいなもの? が権勢を誇ってた地域が舞台で、そのMUGENが解散した後に群雄割拠が起きて5チームが残って今はそれぞれのシマを治めてて、その地域はその5チームの頭文字をとってSWORD(注:発音は「ソード」ではなく「スウォード」)地区って呼ばれるようになったんだけど、そこに九龍グループっていうヤクザが目をつけてきてさあどうする!! って話!! で、その5チームそれぞれがめっちゃ特徴的でかつ全員顔がいいので、見たら絶対どっかが推しになるみたいな。なにせキャッチコピーが『全員主役』だから。マジで全員めっちゃキャラ立ってるから。ほんと漫画みたいにキャラが濃いから。君はどこ推しになるかな~~やっぱルード(注:ルードボーイズ。SWORDのR。無名街というスラムに住む子どもたちで形成されている。窪田正孝を擁する)かな~~二次元でオタクやってるやつ基本ルードに逆らえないからな~~あ、私の推しはSWORDじゃなく雨宮兄弟っていう最強の独立勢力なんですけど……そう、兄弟で、三人兄弟なんだけど一番上は失踪してるから基本は下二人が出てくるんだけど、それがね、女好きでお調子者気味の兄と顔が良くてクールな弟! 「お兄ちゃんの言うことを聞きなさい!」っていうおにーちゃんと冷たくあしらうどころか無視して言いたいことだけ言う弟! 正反対だけど二人並ぶと最強!! こんなん嫌いなオタクおるか? おらんやろそんなやつ!! っていう!!

 

あ、いや、雨宮兄弟の話はじめるとそれだけで一時間語るからやめとくわ……雨宮兄弟はいいぞ……

 

で、そんな感じで話は中身が無いと言うほどじゃないけどまー勢い任せだよね! じゃあ何がいいの? ってまずアクションですよ。めちゃくちゃ動くしめちゃくちゃかっこいい。正直邦画を超えてる。キングスマン見たことある? 見てない? ジョン・ウィックは? なんかねー、あーいうアクション映画好きな人はねー、ハイロー好きだと思うよ! いや単にわたしがその二作が好きなだけなんだけど! ハイローは基本人が死なないからあそこまでハチャメチャでもグロくもないんだけど、あんな感じのテンポの良さがあって見てて飽きないし気持ちいいんだよね~~で、それと近いんだけど、画がいいんですよ。切り取り方がいいって言うのかな? シーンが全部絵になるっていうか、表現が漫画的っていうか、魅せ方を心得てる感じがするんだよね。BLEACHとかのさ、見開きばーん! みたいなシーンがガンガン出てくるっていうか。BLEACH好きな人はハイロー好きだと思う(注:なんかハイローがBLEACHジェネリックだみたいなはてなを昔見かけた)!  それと曲! ふつーに歌入りの曲がBGMでかかるの最初はびっくりするんだけど、それがアガるんだよね~~。なんかね、各チームにテーマ曲みたいなのがあって、登場するときにかかるんだけど、それがまためっちゃかっこいいの。曲も特徴的だからイントロが流れると「あっ次はこいつらが来るな」みたいな感じになってわかりやすいし、気づいたらアルバムを借りてたりするんだこれが……

 

で、その良い要素が二時間に凝縮されてるのがザムなんですよ。

 

だからね~~やっぱ最初はとりあえずザムを見てざっくり「はいろーってこういうもの」ってのを把握するのが良いと思うんだよね。で、気になる子がいたり、楽しめそうな感じがしたら、ドラマの気になる子が出て来る回とか見るといいと思うよー。なんならどこが気になったか言ってくれたらオススメ回教えるから! ドラマはねー、全体のストーリーはもちろんあるんだけど、一応数話で区切りがつくから、見たいとこだけ拾い見してもふつーに楽しめると思う! ま、最終的にはハイロー箱推しになるから結局全部見るんだけどね!! 1月末までならdtvで全部見れるからなんなら入るといいと思うよ!! 月額500円で初月無料だし!! つーかわたしの周りのハイロー見た人最終的に殆どdtv入ったから!!! 中の人が気になったら、MVとかライブ映像とかも見られてお得だし!!

 

あ、飲み物空いた? なんか頼む? 日本酒行っちゃう? すみませーん!



……



…………流石にウザいなと思ったのでこっからふつーの紹介というか個人的オススメ視聴順になります。これももう多分死ぬほど言われてるやつだけど!



①まずはザムを見よう

上でも散々言ってますが先ずはザムを見てくれ。ドラマの続きだけど此処から見てもあまり問題はない。というか私はなかった。

とにかく各シーンのインパクトが半端ないので、「村を焼かれた窪田正孝」とか「窪田正孝と顔のいい男(注:三次元に興味がないオタクはヒロオミトサカを知らないと思うので…私は知らなかった)の背中合わせ」とか「学ラン(不良)と学ラン(美形眼鏡)のデコピン(未遂)」とか「マハラジャボンネット」とか「雨宮兄弟、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」とかの視覚の暴力を存分に堪能して欲しい。

tsutaya.tsite.jp

 

②ドラマを見よう

ドラマはシーズン1とシーズン2(以下S1・S2)があってそれなりに長いので、気になるチームが出てくるところだけ拾って見てもいいと思う。でもきっと最後には全部見る。

 

以下、チーム毎の推しポイント(独断と偏見によるものです)とかオススメ回とか。

・山王連合会

主人公・コブラ率いる地域密着型喧嘩屋。といっても喧嘩で稼いでいるわけではなく、だいたいのメンバーは家業の手伝いをしている。

主人公チームなので普通にS1を冒頭から見るといい。S2にはあんまり出てこないけど、MUGEN時代のコブラが可愛くてほっこりするぞ。

 

・ホワイトラスカルズ

SWORD地区にある繁華街を取り仕切っているチーム。信念は「女を守る」。クラブヘブンという店を経営しており、キャストを傷つける質の悪い客とかを容赦なく取り締まっている。かっこいい。

S1のレッドラム編(4~8話)と、S2の6話に出てくる。わたしはS2のロッキーを見てロッキーに惚れた。

 

・鬼邪高校

全国から札付きのワルが集まってくる高校。全日と定時がある。合言葉は「拳一つで成り上がる」。よりよい条件でのスカウト(勿論裏社会からのもの)を受けるために留年を繰り返している。九龍グループにも鬼邪高校の卒業生がいる。

S1の2・3話と、S2の7・8話に出てくる。完璧な実写化(注:はいろーに原作はない)こと轟洋介が出てくるのはS2だけど、S2の話を理解するためにS1を見ておいたほうがいい。轟洋介はいいぞ。

 

・ルードボーイズ

工場跡地のスラム街『無名街』の自警団的なチーム。決め台詞(?)は「誰よりも高く跳ぶ」。無名街の守護神ことスモーキーを中心に、無名街に住む人間を皆「家族」と思って、家族を守るために戦っている。

S1のレッドラム編(4~8話)編に出てくる。今S1を見ると元気なスモーキーに涙が出てくる。

 

・達磨一家

MUGENに敗北したことで九龍グループから追放された日向会の四男・日向紀久を頭とし、MUGENに対する恨みを持つものが集まってできたチーム。賭場の運営や祭の仕切りをやっているらしい。決め台詞は「SWORDの祭りは達磨通せや」。この台詞だけ知ってる人も多そう。

S1の9話~に出てくる。

 

・MUGEN(琥珀さんと九十九さん)

かつて存在したバイクチーム。一時は百人を超える規模に膨れ上がっていた。

 

敢えて言おう。この二人が琴線に触れた貴方は、ハイロージャンルにおける勝者である。今すぐ黙ってS2を見ろ。いいから見ろ。そしてザラを見ろ。すべてはそこにあり、貴方の救済は約束されている。

ハイローとはつまり、結局のところ、琥珀という男の物語なのだ。



・雨宮兄弟

かつてMUGENの構成員100人とたったふたりで対等に渡り合った最強の兄弟。職業は運び屋(多分違法)。実は三人兄弟で、失踪中の長兄を弟二人で探している。

 

雨宮兄弟が気になった貴方はわたしと握手……じゃなくて、レッレ(HiGH&LOW THE RED RAIN。雨宮兄弟スピンオフ映画。ザム後の話)を見よう。レッレ自体はわりと重苦しい話ということもあってハイローの良さであるはずのテンポがわりと死んでて映画的にはイマイチかな…って思わないでもないんだけど、とにかく長男斎藤工次男TAKAHIRO三男ヒロオミトサカの雨宮兄弟のビジュアルが強すぎるので結論としては神。ザム~ザム3は見てるけどこれは見てないって人もいそうだけどできれば見て欲しい。

 

・マイティウォーリアーズ

自分たちの理想郷を作るために資金を集める傭兵集団。

S2を通して、着々と湾岸地区で勢力を伸ばすマイティウォーリアーズが見られる。なにげに設立から勢力拡大までを丁寧に描かれているグループはここだけ。ライブシーンが多い。



③ザラ(HiGH&LOW THE LIVE)を見よう

 

見るシャブ。

 

いやマジでそうとしか言いようがない。

www.youtube.com

四時間ずーーっとこんな感じ。

バイクが宙を舞い車が跳ね顔のいい男たちが歌い踊り上半身裸になって太鼓を叩き大迫力の殺陣があり爆笑必至の寸劇があり大地には花が咲き空は光に溢れて世界はラブドリームハピネスに満たされる。

ちなみにわたしはザラでハイローの沼に沈んだ。というか、ザラのヒロオミトサカとがんちゃんさんのせいで結果的に三代目に沈みかけている。がんちゃんさんコブラのときは無表情クールキャラなのにライブだとめっちゃ笑顔が可愛いのずるいでしょ……(遺言)。正直コレを永遠に見続けるためにdtvに入ったまである。

 



④その後は?

 

わたしと一緒にザム2(HiGH&LOW THE MOVIE2/END OF SKY)の円盤発売を待つんだよ!!!!!!!!!!!!



……いやマジで今すぐ発売して欲しい……ザム2が見たすぎて気が狂う……



 

真面目な話をすると、ザム2を見ずに今公開してるザム3を見てもまあまあ話はわかる。でも、ザム2とザム3は前後編みたいなものなので、できればザム2から見て欲しい。特にホワイトラスカルズ推しは見ないと損だし、2で出てくる新キャラのジェシーは正直奇跡みたいなキャラなので、ぜひザム2で堪能してほしいです。

 

 

以上、いいからはいろーを見てくれプレゼンでした。はいろーを見てくれ。

electron-builderでハマったメモ

ちょっとしたデスクトップアプリを作りたくて、

WindowsFormで作るべきなのかどうなのか…と思いながら

Electronの開発環境をちまちま整えていたら

electron-builder(※アプリのインストーラーを作るやつ)でハマった。

electron-builderのバージョンアップ頻度が激しくて、

参考にしたサイトの手順が現在のバージョンに全く合ってないのが原因っぽい。

 

とりあえず今回は、以下のサイトを参考にしてpackage.jsonファイルを作った。

medium.com

 

electron-builderのバージョンは11.5.1。

フォルダ構成は↓な感じ。

root

 package.json(electron-builder用のパッケージファイル)

 -app

  index.js

  package.json(アプリ用のパッケージファイル)

  …

 -build

  icon.ico

 

 

できたはいいけど、exe実行で即インストール&実行されてしまうインストーラーになってしまった。危険。

ついでに、インストールされたフォルダにjsとか生で置いてあって見た目がかっこ悪い。

配布できるような形式にするまでの道のりは長そうだよー。

 

 

2017/02/16追記。

・久しぶりに触ってみたら、
"electronVersion":"1.4.13"
を"build"に追加しないとエラーが出るようになってた。なんで?

・「インストールされたフォルダにjsとかが生でおいてあって」はまちがい。
asarがデフォルトでonなので、Resourcesフォルダ以下にはasarファイルができてる。
インストールフォルダにあるごちゃごちゃしたファイルたちはelectronの実行環境。

鉄血のオルフェンズにはまってプレゼン資料を作った。

t.co

 

仕事でプレゼン資料を作らない人間なので、出来は大目に見てやってください。

勧めたかった友人にはこれをみて興味を持ってもらえたようなので、まあ成功かな。

 

ほんとはガエリオの嘔吐話を入れたかったんだけど、それを書くためには阿頼耶識システムのはなしを入れねばならなくて、これ以上ページ数が増えるのを恐れて割愛。

 

BL読んでただただ癒やされたい人向けに手持ちのBL小説から淡々とおすすめ上げてく

女衒のことをずっと『げぜん』だと思ってたことが今発覚した、人生の半分どころかそろそろ三分の二ぐらいを腐女子として生きてることになりそうな腐女子です。こんばんは。

こちらは、以前TLで流れてきたおすすめ商業BL紹介が楽しそうだったので、真似してみるだけの記事です。二番煎じカッコ悪い。どうあがいても先駆者になれないタイプの人間ですが、読んだ本の量にはそれなりに自信があります。

f:id:tokokototoko:20151016215951j:plain

本棚ひとつ+ケース5つがBL棚。二百冊ぐらいはありそう?

 

紹介のコンセプトは「疲れててなんだか気分が晴れない夜10時にさくっと読んで安心感と多幸感に満たされるようなホモ」。商業BLには安心感とときめきを優先的に求めたい派。あと手持ちから選んでるので偏りしか無いですがその辺は多めに見ていただけると助かります。

 

というわけで早速いってみよう。

まずは、私を商業BL小説沼に叩き落としたこちらから。

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高校当時、『パパと♡』シリーズぐらいしか商業BLを読んだなかった私に(あれはあれで好きでしたが、他に手を出すまでには至らなかった)、文芸部(と言う名のオタク部)の後輩が薦めてくれたシリーズ。

今読み返すと攻めの高遠さんが相当ダメな大人って感じなんですが、当時はそんな高遠さんもかっこ良く見えたんだなあとしみじみします。ちょっと悪そうで影のある大人の男×綺麗でトラウマ持ちの男の子、で、攻めが受けを導きつつ、どろどろに甘やかしてダメにしたいとも思ってる……みたいなのは崎谷先生の鉄板だと勝手に思ってたり。ちなみにエロは濃い目です。

同作者の歳の差モノ(というか保護者な大人攻め×非保護者な健気受け)がツボに嵌ることが多いので、『甘い融点』(ラブホ経営者×ウリをしようとしてた男の子)とか『キスができない、恋をしたい』(スーパーSE×家出青年)とかが好きです。ちょっと趣味が出すぎますが『少年人形』(保護者×非保護者で、受け女装)もいいですね。あと、某はーれむでびーとな漫画のこばとかさわとかが好きだった人は、『ラブスクエア』を読むと爆笑できるかもしれません。

 

 

つづきまして、今度は年下×年上もの。

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と、歳の差萌のようなことを書きましたが、どちらかというとスポーツモノ萌えがつまった一冊です。エースピッチャーだったのに事故で野球が続けられなくなり、自堕落な大学生活を送る受け。受けに憧れていた、今も大学で投手として野球を続けている後輩攻め。

もうこの設定だけで泣ける。というか何度読み返しても泣く。野球モノが好きなら是非読んで欲しい一作です。

同作者だと『マイ・フェア・ダンディ』が、そういやこれも年下×年上だな、受けのおばかだけど憎めない感じがとっても可愛くて好きです。借金持ちの受けが攻めをナンパして、金持ちの孫に仕立てあげようとする話。あと『兄弟の事情』とか『可愛い弟の作り方』とか兄弟モノ(こっちは兄×弟で年上×年下だな……)を色々書かれていて、お兄ちゃんがひどくて弟が健気で可愛くて、正直そういうの大好きです。

ちなみに渡海先生は少女小説でも活躍されていて、ゲームのノベライズなんかも手がけてらっしゃいます。少女小説だと、個人的には『侯爵令嬢の持参金』が好き。ところでソフィアの宝石シリーズの続刊はまだですか? え、打ち切り?



……気を取り直して、次は同級生モノといきますか。

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……いや、これ、同級生モノじゃないだろう。

というツッコミは謹んで承ります。色々探したけど同級生で思いついたのがこれだけだったんです許してください。というわけで一応元同級生、元恋人、俺様で破天荒で金回りのいい攻め様ァアァァ!な攻め(ベンチャー企業社長)×美人で有能で真面目で気の強いな受け(エリートサラリーマン)、これぞ王道BL! ……か? ちょっと受けが強すぎる? 

受けが攻めに振り回されつつやっぱり嫌いになれないっていうか好きだよ畜生! みたいな、とにかく最初から最後まで楽しく読める一冊。同作者だと『チョコレートのように』とか『今宵、雲の上のキッチンで』とかが好きで……攻めの年収が軒並みド高えな……?



というわけで、攻めの年収高い繋がり(?)で。

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まーほんと今更紹介するまでもないって感じですし、榎田先生についてはみなさん『これ!』っていう一冊を心にお持ちだと思うので多く語るのもあれなんですが、何を隠そうこれが私の初榎田先生。なんでシリーズ一作目じゃないんだよ。猫かわいい。同シリーズだと蛇のやつも好きです。ちょっとミステリ風味の構成がミステリ好きのハートわしづかみ。

ほんと今更同作者のおすすめとか語る必要もないんですが、『ハンサムは嫌い』とか『スウィーパーは時々笑う』とかが好きです。榎田先生の作品は物語の厳しさと優しさのバランスがとてもよくて、ぐっとつらく心に迫るところと、最後に優しく包んでくれるところのギャップがもう、ころっと持っていかれちゃいますね。一冊完結の連作シリーズが多いので、まずは一冊さくっと読めるのも親切設計です。



BL時空っぽい感じの職業BLが続いたので、ここらでリアリティレベル上げていこう。

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……いや、上がってない……上がってない?

フリーの映像作家×二重人格並みに猫かぶりの上手いアナウンサー、という、ちょっと華やかな世界の話……なんですが、一穂先生はほんとうに職業の書き方が真に迫っていて、もしかしてマスコミ関係の中の人だったのでは? と邪推してしまうぐらいリアリティがあります。この話にかぎらず、下手な一般小説よりよっぽどきっちり仕事してるし、みんなすごく立派な職業人。わたしのようなダメな社会人は、読んで我が身を省みて情けなくなることしかりです(…)。

一穂ミチ先生はデビュー作からずっと追いかけているのですが、今のところこれが一番好き。外面はとことんまで作りこんで、内側は途方も無くめんどくさい受けを、うまーくいなして甘やかす攻めがたまりません。続刊の『世界のまんなか』も、受けのめんどくささに磨きがかかって最高です。他だと、デビュー作の『雪よ林檎の香のごとく』も、あと個人的には『ノーモアベット』がすごく好きですね。



と、現代モノが続いたので、ここらでちょっと舞台を変えて。

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これまた皆さんご存知鈴木あみ先生の、中世風ファンタジー。全四冊。無実の罪で流刑地に送られてきた元貴族の攻め×流刑地の囚人で先ずは脱獄、からの復讐劇、渦巻く陰謀と愛憎――と盛り沢山、ついでに鈴木あみ先生ですからもちろんエロもたっぷりの四冊です。いまどき同人誌でもやらねーぞってなお約束展開(褒めてる)てんこ盛りでそういう意味でも楽しい。

お約束展開といえば、同作者の花降楼シリーズも、遊郭モノのお約束がふんだんでいいですね。シリーズ中では『婀娜めく華、手折られる罪』が好き……って、もしかしなくてもわたし、攻めに経済力を求めたいのだろうか。あ、あと同作者だと『ウサギ狩り』が好きです。



続いて、SF。

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つってもSFでBLなんてこれ以外にあるのかしら、ってな話ですが。あと上下巻数冊公正なので、ちょっとコンセプトから外れるかもしれない…。でも好き…。

公私共に相性抜群、ついでに夜の相性も抜群とスパコンにお墨付きされた『バディ』という設定。破天荒で身勝手、野性味溢れる武官×種族として美しく奔放な『月人』であるのに生真面目な文官、という相棒モノのお約束みたいな組み合わせ。そして宇宙船の中で起きる事件と、明らかになっていくお互いの過去……と、すごく読み応えのあるシリーズです。事件の後の昂ぶった身体でのセックスもたまらない。

イラスト担当が沖麻実也先生(BLじゃないですが、沖先生が表紙を担当されているデルフィニア戦記シリーズはとてもいいファンタジー小説なので、興味を持たれた方は是非)なのも、受けの人外めいた美貌をこれ以上なく描きだしていていいですね。しかしこれの完結ももう数年前……時代を感じる……。




では次は、SFはSFでも「すこしふしぎ」はいかがでしょう。

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BL界のすこしふしぎ担当といえば砂原糖子先生(勝手に)。言の葉シリーズとかが有名ですね。

これは所謂南くんの恋人現象とでも言いますか、受けの身体が1/12スケールになってしまう、というお話です。本家取り(?)のミニサイズなエロシーンも勿論しっかりあります。リリカルでかわいいお話が多いのにエロシーンはしっかりなのも砂原先生のすてきなところ。

とかいいつつ、同作者だと、『スイーツキングダムの王様』とか『カクゴはいいか』とか、なんだかんだで少し不思議ジャンルじゃないもののほうが好きかもしれない。あと、忘れちゃいけない『職業、王子』! 受けがアラブの王子様、という一風変わったアラブもの(でもうちにはアラブものがこれしかなかった。……あれ?)。すこし趣向の変わった、でもきっちりBLなものが読みたいときにはぴったりなのが砂原先生だと思います。




さて、もうだいぶ書いたような気もするし、締めといきますか。

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……まあ、木原音瀬先生を語らずに商業BLは語れないといいますか……うん……。

疲れてる時に読むとざっくりいろいろ持っていかれるド重たい話も多いうえにたまーにさらっとバッドエンドだったりするので読むのはどうにも慎重を期さざる得ないのですが、話の質はとにかく極上。ありきたりな表現ですが、BLの枠には収まらない読み応えです。

で、どれを出すかは結構迷ったんんですが、まあコンセプトが午後十時に読んで幸せになれる話ってことで、とにかく楽しい物をチョイスしました。無人島で嫌味なデブ上司とふたりきりとかマジ最悪じゃねーか、ってところから、そのデブ上司に手を出し、うつくしく脱皮させていくというトンデモ展開。なのにそこが木原先生マジック、とんでもないカタルシスを産むんだからおそろしい。シリーズ続刊もあります。

同作者だと『こどもの瞳』『薔薇色の人生』がさくっと読めて萌えられて好きです。こどもの瞳は兄×弟で攻めの幼児退行というガンガン性癖をついてくる設定で、ええと、大好きです。




……と、あんまり深く考えずに本棚からチョイスしてみたのですが。

なんかこうして並べてみると、あれですね、あたりまえですが、趣味がバレますね。全然万人向けになってない上に結局有名どころばっか並んだような気がして反省しきりですが、ええと、わかりやすいハッピーエンドだけは保証したつもりです。大団円最高。ハッピーエンド至上主義です。みんなホモ読んでしあわせになろう。

それでもし趣味が合いそう、と思ってくださった方がもしいらっしゃいましたら、あなたのおすすめを教えていただけるととっても喜びます。ホモ読んでしあわせになりたい。